埋もれたい

・ぬーちゃんと池袋までお出かけ。と言ってもショッピングでも映画でもなく、求人サイトで応募しようか考えている飲食店へ入り、潜入&視察というやつ。お出かけというより付き合ってもらったようなもの。特別美味しいわけではなかったけれど、まぁ、何も情報がないままよりもずっと安心。何事もやってみなければわかんないから、あとはワシ次第。一度くらい仕事を一生懸命に…いやいつも結構頑張ってるはず?なので、一生懸命かつ、夢中になってみたい。

・「なんかデートらしいデート、初めてな気がして、ワクワクしちゃうな?」と言うと「桜見に行ったばかりじゃない」。そういえばコートを買ってもらったり、水族館に行ったり、中華街を食べ歩いたり、結構色んなことをしているんだよな。初めてな気がしたのは、一緒に電車に乗る機会が少ないから。きっとそれだけだった。どんなデートでもいつも楽しいし、ワクワクだよ、と教えてあげたらよかった。ワシがこんなに喋る相手はあなただけだとも。嘘だけどな。

・踏切を渡るとき、だいたいKIRINJIのエイリアンズを聴いてる気がする。特に終電の電車も走り終えて、静かになった踏切。◯◯に似合う曲、みたいなのを作れるってすごいよね。絵もそうだけど、音で表現できるって少しそれとは違う気がして、安っぽいラブストーリーや涙狙ってるなんとか、よりも感動してしまう。

・ワシが絵を描きたいのに描けなくなったのは、本当は描きたくないから、だろう。絵を描けなくなってしまった自分をこの目で手で、確認したくない、っていう。誰かに同じような悩みを打ち明けられたとしたら、「今からでも大丈夫だよ」と言うはずなのに、自分に対しては言えないってなんだか不毛だな。ずっとこうだ。褒めても良い事も自分のことになると褒められない。嬉しいことも、なんだか歯が浮くような変な感じ。自分を痛めつけることだけでしか生きている実感を得られないのなら、いっそ描いて泣いてしまったほうがいいのに。